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B&B Italia(B&B イタリア)Charles sofa

デザインとテクノロジーが融合した家具を生み出す、イタリアンモダンファニチャーのトップブランド「B&B Italia(B&B イタリア)」

「B&B Italia(B&B イタリア)」は1966年にピエロ・ブスネリが創業した、イタリアの家具ブランドです。
B&B Italia(B&B イタリア)の歴史は、モールドポリウレタンを家具の製造に採用したことから始まります。
ブスネリが目指したのは熟練工による伝統的な家具づくりではなく、近代化した工場で安定的に高品質の家具を製造することでした。
ある日、ブスネリはロンドンの見本市で偶然見かけた発泡成形する新素材、モールドポリウレタンを家具の製造に取り入れることを思いつきます。
最先端の素材を用いた家具を製造するためには莫大な設備投資が必要となるため、ブスネリはカッシーナ社を創業したチェザーレ・カッシーナに出資を持ち掛けます。
カッシーナはブスネリの提案に乗り、互いの頭文字をとった「C&B ITALIA」という現在のB&B ITALIAの前身となる会社が誕生しました。
C&B ITALIAにはマリオ・ベリーニやトピア・スカルパといったトップデザイナーがかかわり、モールドポリウレタンの魅力を活かした斬新なデザインのソファを発表します。
世界で初めてモールドポリウレタンの一体成型に成功したことにより、ウレタンを主素材にしたソファは世界中から注目を浴び、家具の歴史を大きく変えました。
1973年にC&B ITALIAはカッシーナ社から独立し、B&B Italia(B&B イタリア)に社名を変更します。
B&B Italia(B&B イタリア)は「デザインとテクノロジーの融合」をコンセプトに掲げ、マリオ・ベリーニやガエターノ・ペッシェ、深澤直人をはじめとした世界的な建築家やデザイナーとのコラボレーションをおこない、優れたデザイン性と最新のテクノロジーを駆使した家具を展開。
イタリアンモダンファニチャーの世界的ブランドとしての地位を確立しました。

その妥協を許さないパイオニア精神と作品のすばらしさが高く評価され、B&B Italia(B&B イタリア)は世界でもっとも権威のある国際的な工業デザイン賞「コンパッソ・ドーロ賞」を5度も受賞しています。
今回はB&B ITALIAを代表するソファ、「Charles(チャールズ)」についてご紹介します。

エレガントかつ軽やかな佇まいで現代ソファのベーシックデザインの一つとなった「Charles(チャールズ)」

チャールズは、イタリアの建築家アントニオ・チッテリオがデザインしたソファです。
チャールズという名前は、ミッドセンチュリーデザインの巨匠チャールズ・イームズにちなんで名づけられました。
1997年に発表されるやいなや瞬く間に人気を博したチャールズは、現代ソファのアイコン的存在として知られています。
発売から25年以上経った現在でも、B&B Italia(B&B イタリア)のロングセラーアイテムとして多くの人を惹きつけてやみません。

座面と脚部のコントラストが生み出す浮遊感のあるデザイン

チャールズソファは、座面部分がまるで宙に浮いているかのような軽やかさが特徴です。
シャープな金属脚とボリューミーなクッションで構成されたミニマルなフォルムは、エレガントかつ端正な印象を与えます。
下部に空間をもたせることによりワイドなソファながら圧迫感がなく、空間に整然とした美しさをもたらします。
正面はもちろん背面まで美しく仕上げられているため、お部屋の中心に配置しても非常に見応えがあるソファです。

多彩なエレメントを組み合わせて理想のソファを実現できる

チャールズには直線的なインラインソファや、ゆったりと足を伸ばせるシェーズロングソファ、コーナーソファといった、さまざまなタイプのエレメントが用意されています。
各エレメントを自由に組み合わせることによって、自分好みの形・サイズのソファを実現できます。
スタンダードなI字レイアウトのほかに、快適さと開放感を両立するL字にレイアウトしたり、大人数でも心地よく過ごせるコの字にレイアウトしたり、空間のサイズやソファでの過ごし方に合わせて多彩なコーディネートをお楽しみいただけます。
一人でのびのびとリラックスタイムを満喫したり、大切な人との時間を楽しんだり、コーディネート次第でくつろぎ方の可能性が無限に広がります。

広い座面と可動式クッションが極上の心地よさをもたらす

チャールズソファの座面は、奥行き97cmとゆったり広く設計されています。
座面の中材にはフェザーを混合し、弾力がありつつも柔らかく上質な座り心地を堪能できます。
座ってくつろぐことはもちろん、ベッドのように心地よく横になることができる快適仕様です。
また、可動式のクッションにより、置き方次第で自由度の高いくつろぎ方を楽しめるのもチャールズソファならではの魅力です。
枕として使ったり、クッションを重ねて背もたれに厚みをもたせたり、思い思いのリラックスタイムをお過ごしいただけます。

デザイナーAntonio Citterio

アントニオ・チッテリオは1950年、B&Bイタリア創業者ブスネリと同郷の、クラシック家具生産の本拠地メーダに生まれました。家具職人の父に勧められ、13歳からデザインを学び始め、大学在学中の1972年に学友とデザインオフィスを設立しました。著名な建築家・デザイナーを輩出した名門国立大学のミラノ工科大学を1975年に卒業。1987年から1996年まで、夫人のテリー・ドゥワンと共同でヨーロッパや日本で建築物をデザインしました。

彼らはB&B Italia(B&B イタリア)やヴィトラのショウルーム、日本のオフィスや住宅なども手掛けました。
2000年、パトリシア・ヴィエールとアントニオ・チッテリオ・アンド・パートナーズを設立。このオフィスは、高度な専門能力とコンサルタント資格を有する約130人のプロから成るネットワークと協力して相乗効果を生み出し、多様な総合施設を開発する長期プロジェクトに国際的スケールで取り組んでいます。

彼らは卓越したアイデアとスキルを発揮し、イタリアの多目的企業A2A本社ビルを中心とした公共スペースやミラノの集合住宅区画セントラル・ゲートなど、大規模プロジェクトも担当しました。 高い評価を得ているアントニオとパトリシアのチームは、ミラノ近郊をメインにヨーロッパ・アメリカ・台湾を主とするアジアなどから依頼を受けています。彼らのデザインワークは広範囲の分野にわたり、都市計画、住宅・商業用の複合建築施設、生産設備、公共建築物の再構築、オフィスやワークスペース、ショウルーム、ホテルなどの空間計画、インテリア、グラフィックにも携わっています。また、特定期間のイベントや展示会といった、企業広報やプロジェクトにも関わり積極的に活動しています。

数多くの国内外のデザイン・コンペティションにも参加し、2005年にドイツのハーフェンシティ再開発の際、ホテル設備の国際コンペで第1位、同年ハンブルクのエーデル・ミュージックAG本社での第2位を獲得するなど、輝かしい実績を上げています。

優秀な品質マネジメントに対する国際規格認証ISOと、ほぼ同格のイタリア国家規格UNI EN ISO 9001:2008認証も取得しています。2009年9月には、名称を「アントニオ・チッテリオ・パトリシア・ヴィール・アンド・パートナーズ」に変更して、建築とインテリアの密接な結び付きを強めています。

1987年と1994年に、アントニオ・チッテリオはADI(イタリア・インダストリアルデザイン協会)からコンパッソ・ドーロを受賞しました。その後もロンドンのロイヤル・カレッジオブアート(RCA)などで指導、2006年からスイスのメンドリジオ建築アカデミーにて建築デザインの教授となりました。

2008年には、ロンドンの英国王立芸術協会より功績を称えられ、王室工業デザイナーの称号を授与されました。2018年にヴェルサイユ・グランプリのアフリカ・西アジア地域ホテル部門で受賞。また、文化財・環境保護省(現:文化財・文化活動省)が設立したイタリア・デザイン・カウンシルのメンバーでもあります。

現在、彼は工業デザイン分野で活動しており、B&B Italia(B&B イタリア)、フレックスフォーム、フロス、フュジタル、エルメス、イッタラ、カルテル、マクサルト、サニテックグループ、テクノジム、トレピュ、ヴィトラなど国内外の企業と協働しています。

2021年春、「アントニオ・チッテリオ展 デザインとインダストリー」がイタリア大使館により東京で開催されました。B&B Italia(B&B イタリア)は主力デザイナーのひとりである彼に焦点をあて、長年の功績を紹介するとともに、時代を超越したインテリアの典型例を展示しました。

チッテリオは、「人々の生活のクオリティを上昇させる」家具のデザインをめざし、生活空間がより快適になるよう配慮しています。妥協なく細部にまでこだわった作品は、誰からも愛されるベーシックな上品さとシャープな美しさを兼ね備えています。

近年はパリ・ローマのブルガリ・ホテルの内装、ミラノでのヴァレンティノのショップデザインなど、ファッションブランドとも提携し活躍しています。