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Cassina(カッシーナ) P22ラウンジチェア

「Cassina(カッシーナ)」が世界のトップブランドになるまで

Cassina(カッシーナ)は教会の木製家具を製造していたカッシーナ兄弟により、1927年にミラノ(イタリア)で設立されました。
当時のヨーロッパの家具業界は手工業から工業化へ移行する最中で、Cassina(カッシーナ)は外部の建築家やデザイナーとのコラボレーションを業界に先駆けて始めたブランドになります。
1950年に「イタリア建築デザインの父」と称されるジオ ポンティとの豪華客船「アンドレア・ドリア号」のインテリアでのコラボレーションが成功したことは、Cassina(カッシーナ)の知名度を大きく上げるきっかけとなりました。
デザイン性が高い家具を確かな技術で工業生産できるブランドとして変化を遂げたCassina(カッシーナ)は、以後、21世紀の現在に至るまで著名なデザイナーや建築家とコラボし、ひときわ高いデザインセンスを発揮した作品を次々と発表し続けています。
その多くの作品はニューヨーク近代美術館に収蔵されるなど、憧れの家具ブランドとして世界中の多くのファンを魅了し続けています。

時代に応じたデザインと技術の進歩を繰り返すCassina(カッシーナ)ブランドには、特色の異なる3つのラインが存在します。
近代建築の巨匠たちによる「イ・マエストリ」は歴史的な名作が多く、ル・コルビュジエやフランク・ロイド・ライトなどのデザインを堪能できます。
一方、デザイン愛好家に熱狂的な支持者も多い「シモン・コレクション」では、デザインへの合理主義的なアプローチをテーマに作られた革新的な家具に出会うことができます。
そんな中から、今回は『P22ラウンジチェア』を紹介します。

時代を超えて愛されるデザインと座り心地『395 P22』

『395 P22』は、イタリア最高峰家具ブランドの1つであるCassina(カッシーナ)とパトリック・ノルゲ(フランス)の初めてのコラボレーション。ノルゲはデザインに「クラシックな伝統を尊重しながらも同時にモダンな影響を加えた、リラックスできるアームチェアを意図した」と語ります。

およそ300年前のルイ15世の時代に考案された、古典的なリラックスチェアである「ベルジェールスタイル」を踏襲しつつ、ノルゲのモダンな解釈が加えられました。Cassina(カッシーナ)ブランドを象徴する時代を超えたデザインと、リビングや寝室のリラックス空間にふさわしい快適な座り心地が堪能できます。

美しいフォルムが生む快適な座り心地

『395 P22』は何よりも快適性を重んじてつくられており、まるで繭(まゆ)のようなフォルムは外観の美しさだけでなく、腰を掛けるだけでゆったりとしたくつろぎを感じさせてくます。
ステッチが見えないように丁寧に仕上げられた座面や背もたれは、Cassina(カッシーナ)特有の体を包み込むような座り心地を実現しています。
お好みによりオプションのフットレストを加えれば、さらに体を伸ばしてリラックスすることができます。

脚部のこだわりとバリエーション

伝統的なアームチェアのフォルムに現代的なデザインの影響を与えている脚部は、アルミニウムと無垢材の2種類からインテリアに合わせてお選びいただけます。
アルミニウムはモダンテイストの強いマットなブラック塗装仕上と、上品な艶のグロッシー塗装仕上の2通りをご用意。
無垢材は素材の色を生かし、色が濃く深みのあるアメリカンウォールナット材と、ナチュラルな素材感が感じられるアッシュの無垢材からの選択が可能です。
幾何学的なフォルムの脚部は金属部品を一切使わずに接合され、カッシーナのクラフトマンシップの品質と洗練された美しさを表現しています。

張地でさらにデザイン性を高める

さまざまな張地で表情を変えることができるのも『395 P22』の魅力の1つです。
一見しただけでは分からないようファスナーが施され、張地を取り外すことができます。
外装と内装はオールレザー、オールファブリック以外にも、レザーとファリックの素材を組み合わせて外装レザー/内装ファブリックのように、くつろぎの空間に合わせたコーディネートが可能です。

フランス・デザイン界の象徴的な存在-PATRIC NORGUET

パトリック・ノルゲ(Patrick Norguet / 1969~)

1969年にフランスで生まれ、ESDI(パリの工学デザイン学校)を卒業後、2000年に自身のデザイン事務所を設立。
キャリアの初めは、グラフィックデザインを中心に活動していた。
イヴ・サンローランやルイ・ヴィトンからのウインドウディスプレイの依頼を契機に、ブランドのアイデンティティとその見せ方についての理解を深める。

工業デザインやインテリアデザインから領域を広げた彼は、2000年に発表した『Rainbow Chair』がジュリオ・カッペリーニ(イタリア・カッペリーニ社CEO)の目に止まり、家具デザイナーとしての才能も開花させる。
2013年に、彼がCassinaのために初めてデザインしたのが『395 P22』。
その後もCassinaとのコラボレーションで『KOBI』シリーズなど、Cassinaのクラフトマンシップを生かした革新的なデザインの作品を生み出している。
鋭い観察眼と分析的アプローチ、既存のものへの敬意が反映された彼のデザインには、錚々たる有名ブランドをはじめ多くのクライアントが信頼を寄せる。