「ドリアーデ」「Driade」と検索される、イタリアを代表するデザイン家具ブランドです。1968年、Enrico Astori(エンリコ・アストーリ)が、妹で建築家の Antonia Astori、妻で広報を担った Adelaide Acerbi とともにピアチェンツァで創業。家具を「量産できるアート」として世に問い続け、「アートの工場」とも呼ばれてきました。無名時代のフィリップ・スタルクを見出したことでも知られます。本記事ではブランドの背景と代表モデルを家具専門店の視点で整理します。
1. Driade とは — 1968年創業、「アートの工場」
Driade(ドリアーデ)は、イタリア北部ピアチェンツァに本拠を置くデザイン家具ブランドです。創業は1968年。実業家で建築の素養を持つ Enrico Astori が製品とコミュニケーションの方針を定め、建築家の Antonia Astori がブランドの建築的なイメージを、Adelaide Acerbi がブランドイメージと広報を担う3人体制でスタートしました。
創業の年に発表された収納システム「Driade 1」(Antonia Astori)は、収納を「空間を設計する道具」として再解釈した意欲作。以来、Driade は単なる家具メーカーではなく、挑発的なまでに創造的な「住まいのアート」を量産する実験室として、イタリアデザイン史に独自の足跡を残してきました。
2. 才能の発掘 — スタルクからロン・アラッド、吉岡徳仁まで
Driade のもうひとつの顔は、新しい才能の発掘者です。創業期にはエンツォ・マーリ、ナンダ・ヴィーゴ、ジョット・ストッピーノらイタリアの実力者と組み、1980年代にはまだ無名だった若きフィリップ・スタルクを見出して世界的な成功へと導きました。
その後も、ロン・アラッド、ボレク・シペック、伊東豊雄、デイヴィッド・チッパーフィールド、妹島和世、ジョン・ポーソン、パトリシア・ウルキオラ、そして吉岡徳仁(2002年の「Tokyo-Pop」で国際的デビュー)ら、世界の建築家・デザイナーと協業。国境もジャンルも越えて才能と組み続ける姿勢が、Driade の家具に唯一無二の物語性を与えています。
3. Driade 代表モデル — 中津家具での取扱中アイテム
中津家具でお取り扱いしている Driade のモデルをご紹介します。素材・カラーは時期により入れ替わるため、最新の在庫状況・構成や、ここでご紹介していないモデルについては中津家具までお問い合わせください。Driade のお取扱モデル一覧もあわせてご覧ください。
Costes(コステス)— Philippe Starck, 1984
スタルクの名を世界に知らしめた出世作。1984年、パリの「カフェ・コスト」のためにデザインされ、給仕の動きを妨げないための三本脚という機能的発想と、優雅な曲線のバックレストが融合した名作チェアです。Costes 商品詳細 / ゆったりした King Costes もご参照ください。
FRATE(フラーテ)— Enzo Mari
イタリアデザインの巨匠エンツォ・マーリによるテーブル。構造をそのまま美しさに変える、マーリらしい厳格で知的なデザインです。FRATE 商品詳細をご参照ください。
CLOVER(クローバー)— Ron Arad
ロン・アラッドによる、四つ葉のクローバーを思わせる有機的なチェア。屋内外で使える実用性と彫刻のような存在感を兼ね備えています。CLOVER 商品詳細をご参照ください。
Edward/Lago/Liba ほか
アームチェアの Edward I・Edward II、テーブルの Lago、チェアの Liba など、Driade の幅広いラインアップをお取り扱いしています。
▶ Driade の価格・納期を問い合わせる(無料・2営業日以内に回答)
4. デザイン哲学 — 住まいに「物語」を持ち込む
Driade の家具は、機能の道具である以上に、空間に物語を持ち込むアートピースです。彫刻的なフォルム、詩的なネーミング、素材の意外な組み合わせ。リビングにひとつ置くだけで空間の主役になり、「どこで出会ったの?」と聞かれる一脚になります。実用一辺倒ではない、暮らしの遊び心を大切にする方にこそ選んでほしいブランドです。
5. Driade の歩み — 主なあゆみ
| 年 | できごと |
|---|---|
| 1968 | Enrico Astori が Antonia Astori・Adelaide Acerbi とともにピアチェンツァで創業。収納システム「Driade 1」発表 |
| 1970年代 | エンツォ・マーリらイタリアの巨匠と協業 |
| 1984 | 無名時代のフィリップ・スタルクによる「Costes」発表。スタルク躍進の起点に |
| 2002 | 吉岡徳仁「Tokyo-Pop」で国際的デビュー |
| 現在 | 「アートの工場」として、チェア・テーブルからアウトドアまで物語性あるコレクションを世界に展開 |
6. Driade が向く人・空間
| こんな方に | おすすめの理由 |
|---|---|
| 人と違う一脚を探している | 彫刻的で物語性のあるデザイン。空間の主役になる存在感 |
| デザイン史の名作を暮らしに | スタルクの出世作 Costes、マーリの FRATE など歴史的名作群 |
| アートのある暮らしが好き | 「住まいのアート」を量産するという思想そのもの |
| デザイン系ブランドを比較したい | 同系統の Cappellini・Edra との比較もおすすめ |
イタリア家具の全体像はイタリア家具 完全ガイドを、ブランド横断の比較はイタリア家具ブランド一覧をご覧ください。
7. 中津家具で Driade を購入するメリット
中津家具は1957年創業の家具専門店として、2003年から欧州ルートでドリアーデを直輸入し、主要モデルを多数ご納品してきました。仕入れルートにより保証内容・納期・お取扱モデルが異なる場合がございますので、ご検討のモデルについては事前にご相談ください。
- 東京オフィス(青山・予約制)で、ご検討モデルについてご相談いただけます
- 中津ショールーム(大分)では、実際の現物をご覧いただけるアイテムがある時期もあります
- 素材・カラー選びから、搬入経路・納期のご確認まで一貫してサポートします
- 他ブランドとのトータルコーディネートのご相談にも対応します
- 納品後の経年メンテナンス・お手入れのご相談にも対応します
よくあるご質問
Q. Driade(ドリアーデ)は何年に創業したブランドですか?
A. 1968年、Enrico Astori(エンリコ・アストーリ)が、妹で建築家の Antonia Astori、妻で広報を担った Adelaide Acerbi とともに、イタリア・ピアチェンツァで創業しました。家具を「量産できるアート」として捉える姿勢から「アートの工場」とも称される、イタリアデザインを代表するブランドのひとつです。
Q. Costes(コステス)チェアとはどんな椅子ですか?
A. フィリップ・スタルクが1984年、パリの「カフェ・コスト」のためにデザインした三本脚のチェアです。給仕の動きを妨げないよう脚を3本にした機能的な発想と、優雅な曲線のバックレストで、スタルクの名を世界に知らしめた出世作。Driade との長い協業の始まりとなった象徴的なモデルです。
Q. Driade はどんなデザイナーと組んできましたか?
A. 創業期はエンツォ・マーリ、ナンダ・ヴィーゴら。1980年代には無名時代のフィリップ・スタルクを見出し、その後もロン・アラッド、ボレク・シペック、伊東豊雄、デイヴィッド・チッパーフィールド、妹島和世、吉岡徳仁(Tokyo-Pop, 2002)、パトリシア・ウルキオラら、世界の才能と協業してきました。新しい才能を発掘する姿勢がブランドの伝統です。
Q. 中津家具で Driade を購入できますか?
A. はい。中津家具は1957年創業の家具専門店として、2003年から欧州ルートでドリアーデを直輸入し、Costes・King Costes・FRATE など主要モデルをお取り扱いしています。仕入れルートにより保証内容・納期・お取扱モデルが異なる場合がございますので、ご検討のモデルについてはお気軽にお問い合わせください。
Q. Driade はどんな特徴のブランドですか?
A. 「住まいを彩るアート」のような、彫刻的で物語性のある家具づくりが最大の特徴です。チェア・テーブルからアウトドア家具、オブジェまで幅広く、ひとつ置くだけで空間の主役になる存在感があります。デザイン性を重視する方、人と違う一脚を探している方に向いています。