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Edra カンパーナ兄弟(Campana Brothers)デザイン完全ガイド|廃材とロープから生まれた現代の名作 — Favela・Vermelha・Boa

「カンパーナ兄弟」「Campana Brothers」「Edra Favela」などで検索される、ブラジルが生んだ世界的な兄弟デザイナーです。Fernando Campana(フェルナンド・カンパーナ)と Humberto Campana(ウンベルト・カンパーナ)は、廃材の木片やロープといった身近な素材を、ニューヨーク近代美術館(MoMA)に収蔵されるほどの芸術作品へと昇華させてきました。Edra との協業から生まれた FavelaVermelhaBoa は、いずれも「家具という枠を超えた現代の名作」として知られます。本記事では兄弟の経歴と、Edra での代表作を家具専門店の視点で整理します。

1. カンパーナ兄弟とは — ブラジルから世界へ羽ばたいた兄弟デザイナー

カンパーナ兄弟(Campana Brothers)は、兄 Humberto Campana(ウンベルト・カンパーナ、1953年生まれ)と、弟 Fernando Campana(フェルナンド・カンパーナ、1961-2022)からなるブラジル出身のデザイナー・ユニットです。Fernando はサンパウロで建築・都市計画を学び、Humberto は法学を修めたという異なる背景を持つ二人が、1984年にサンパウロ近郊のブロタスで Estúdio Campana を設立。以来、ブラジルの社会・文化・自然をモチーフにした独創的な家具づくりで歩みを重ねてきました。

彼らの最大の特徴は、身近にある素材や廃材を再構成して作品に変える「アダプティブ・リユース」のアプローチです。古びた木片、ロープ、プラスチックのチューブ、ぬいぐるみといった、通常は家具には使われない素材を大胆に取り入れ、混沌の中から美と秩序を立ち上げます。その作風は世界の美術館から高く評価され、作品はニューヨーク近代美術館(MoMA)、パリのポンピドゥー・センター、パリ装飾美術館などの収蔵品にも名を連ねています。

1998年にはニューヨーク近代美術館(MoMA)での展示で国際的な注目を一気に集め、その後イタリアの Edra(エドラ) をはじめとする世界のメーカーと協業を重ねました。なお、弟の Fernando Campana は2022年に逝去しましたが、現在も兄の Humberto Campana が Estúdio Campana を率い、2024年には設立40周年を迎えるなど、その精神は受け継がれています。

2. なぜ Edra なのか — 工業生産と職人技を両立させたパートナー

カンパーナ兄弟の作品の多くは、一見すると「工業製品として量産できるのか?」と思えるほど手仕事に依存しています。ロープを編み、木片を一本ずつ貼り合わせるような作品を、品質を保ちながら世に送り出すには、職人技と生産体制を両立できるパートナーが不可欠でした。その役割を担ったのが、トスカーナを拠点とするイタリアの革新派メーカー Edra です。

Edra は Francesco Binfaré(フランチェスコ・ビンファレ)、カンパーナ兄弟、Massimo Morozzi(マッシモ・モロッツィ)ら世界の鬼才デザイナーと組み、「家具という枠を超えた、生きる彫刻」と評されるコレクションを生み出してきました。中でもカンパーナ兄弟との協業は、Edra を「現代美術ギャラリーのような家具メーカー」たらしめる重要な柱となっています。Edra のブランド史や全体像については Edra(エドラ)完全ガイド をあわせてご覧ください。

3. カンパーナ兄弟 × Edra 代表作 — 中津家具での取扱中アイテム

中津家具でお取り扱いしている、カンパーナ兄弟による Edra の代表作をご紹介します。素材・カラー・仕様は時期により入れ替わるため、最新の在庫状況や、ここでご紹介していないモデルについては中津家具までお問い合わせください。Edra のお取扱モデル一覧もあわせてご覧ください。

Favela(ファヴェーラ)— 廃材の木片を組み上げたアームチェア

カンパーナ兄弟を象徴する一脚。小さな木片を一本ずつ手作業で貼り合わせ・釘留めして組み上げたアームチェアで、最初の一脚は果物市場で出た廃材の板から作られたと伝えられます。名前の由来は、ブラジルの都市周辺に広がるファヴェーラ(スラム街)。そこに暮らす人々が、手元にある材料を工夫して住まいを築き上げる創意工夫(レジリエンス)へのオマージュとして生まれました。一脚ごとに表情が異なる、まさに「世界に二つとない椅子」です。Favela 商品詳細をご参照ください。

Vermelha(ヴェルメイヤ)— 約500mのロープを編んだチェア

1993年に Edra のためにデザインされた、カンパーナ兄弟の初期を代表する名作。約500メートルにおよぶ赤いロープ(コード)を金属フレームに手作業で編み込んで仕上げます。一脚を編み上げるには熟練の職人による長い手仕事が必要で、同じものは二つと存在しません。「混沌(カオス)へのオマージュ」とも称されるこのチェアは、ニューヨーク近代美術館(MoMA)の永久コレクションにも収蔵されています。「Vermelha」はポルトガル語で「赤」を意味します。Vermelha 商品詳細をご参照ください。

Boa(ボア)— うねるように身を包むベルベットのソファ

2002年に発表された、ベルベットで覆ったチューブ状のエレメントを大蛇(ボア)のようにうねらせた、彫刻的なソファです。決まった座る向きはなく、身を委ねるたびに形が変わる「包み込まれる」感覚が魅力。リビングの主役となる圧倒的な存在感を放ち、カンパーナ兄弟の自由な発想を象徴する一台として人気を集めています。Boa 商品詳細をご参照ください。

▶ カンパーナ兄弟の作品の価格・納期を問い合わせる(無料・2営業日以内に回答)

4. カンパーナ兄弟の魅力 — 「素材の再発見」という思想

カンパーナ兄弟の作品が世界中で評価される理由は、単なる奇抜さではなく、「ありふれた素材の中に美を見いだす」という一貫した思想にあります。廃材、ロープ、チューブ──多くの人が見過ごす素材を主役に据え、職人の手仕事によって唯一無二の存在へと作り変える。そこには、ブラジルという土地に根ざした文化や、限られた資源を工夫で乗り越える人々への敬意が込められています。

こうした思想は、サステナビリティや手仕事の価値が見直される現代において、ますます共感を呼んでいます。Edra の工業生産力と、カンパーナ兄弟の発想・職人技が出会って初めて、これらの作品は「美術館に収蔵されながら、暮らしの中でも使える家具」になりました。一脚で空間の主役になり、語りかけてくるような家具を求める方にこそ似合うデザインです。

5. カンパーナ兄弟 × Edra 代表作の早見表

作品特徴主な素材
Favela(ファヴェーラ)木片を一本ずつ組み上げたアームチェア。ブラジルのファヴェーラへのオマージュ木片
Vermelha(ヴェルメイヤ)/1993約500mのロープを手編みしたチェア。MoMA 収蔵の名作ロープ(コード)・金属
Boa(ボア)/2002うねるチューブで身を包む彫刻的ソファベルベット張りのチューブ

※発表年・素材・仕様は時期やバージョンにより異なる場合があります。最新の仕様は中津家具までお問い合わせください。

6. カンパーナ兄弟の作品が向く人・空間

こんな方におすすめの理由
一点でアートのような存在感がほしい美術館に収蔵される作品。置くだけで空間の主役になる
手仕事・素材のストーリーを大切にしたい廃材やロープを職人が組み上げる、唯一無二の表情
ブラジル・ラテンの感性を取り入れたいカンパーナ兄弟ならではの自由で大胆なデザイン
Edra の他のデザイナーと比較したい快適な座り心地を追求した StandardOn the Rocks(Binfaré)との比較もおすすめ

Edra のブランド全体像は Edra(エドラ)完全ガイド を、イタリア家具全体の見取り図は イタリア家具 完全ガイド をご覧ください。

7. 中津家具でカンパーナ兄弟の作品を購入するメリット

中津家具は1957年創業の家具専門店として、2003年から欧州ルートで Edra を直輸入し、カンパーナ兄弟の作品も多数ご納品してきました。中津家具は2003年から欧州ルートで仕入れて販売しており、仕入れルートにより保証内容・納期・お取扱モデルが異なる場合がございますので、ご検討のモデルについては事前にご相談ください。

  • 東京オフィス(青山・予約制)で、ご検討モデルについてご相談いただけます
  • 中津ショールーム(大分)では、実際の現物をご覧いただけるアイテムがある時期もあります
  • 素材・カラー・サイズの仕様選びから、搬入経路・納期のご確認まで一貫してサポートします
  • 他ブランド・他デザイナーとのトータルコーディネートのご相談にも対応します
  • 納品後の素材のお手入れ・メンテナンスのご相談にも対応します

よくあるご質問

Q. カンパーナ兄弟(Campana Brothers)とはどんなデザイナーですか?

A. ブラジル出身の兄弟デザイナー、Fernando Campana(フェルナンド・カンパーナ、1961-2022)と Humberto Campana(ウンベルト・カンパーナ、1953年生まれ)です。1984年にサンパウロ近郊で Estúdio Campana を設立し、廃材・ロープ・チューブなど身近な素材を芸術的な家具へと昇華させる独自の手法で世界的に知られています。作品はニューヨーク近代美術館(MoMA)、パリのポンピドゥー・センターや装飾美術館などに収蔵されています。

Q. Favela(ファヴェーラ)とはどんな椅子ですか?

A. カンパーナ兄弟がデザインした、小さな木片を一本ずつ手作業で貼り合わせ・釘留めして組み上げたアームチェアです。ブラジルのファヴェーラ(都市周辺のスラム街)に暮らす人々が、手元にある材料を工夫して住まいを築く創意工夫へのオマージュとして生まれました。Edra が工業製品として製作し、現在は中津家具でもお取り扱いしています。

Q. Vermelha(ヴェルメイヤ)はどんな作品ですか?

A. 1993年にカンパーナ兄弟が Edra のためにデザインしたチェアで、約500メートルにおよぶ赤いロープ(コード)を金属フレームに手作業で編み込んで仕上げた一脚です。一脚ごとに手で編まれるため同じものは二つとなく、混沌の中から生まれる秩序を体現した名作として、ニューヨーク近代美術館(MoMA)の永久コレクションにも収蔵されています。

Q. カンパーナ兄弟の作品はまだ手に入りますか?

A. はい。Fernando Campana は2022年に逝去しましたが、Humberto Campana が引き続き Estúdio Campana を率い、Edra も Favela・Vermelha・Boa などの代表作を継続して製作しています。中津家具は1957年創業の家具専門店として、2003年から欧州ルートで Edra を直輸入し、カンパーナ兄弟のモデルをお取り扱いしています。仕入れルートにより保証内容・納期・お取扱モデルが異なる場合がございますので、お気軽にお問い合わせください。

Q. カンパーナ兄弟の作品とビンファレの作品はどう違いますか?

A. どちらも Edra を代表するデザイナーですが、作風は対照的です。カンパーナ兄弟は廃材やロープなど身近な素材を再構成する「アート的・彫刻的」なアプローチが特徴です。一方 Francesco Binfaré(フランチェスコ・ビンファレ)は Standard・On the Rocks・Flap など、Smart Cushion 技術による快適な座り心地を追求したソファで知られます。彫刻的な存在感を求めるならカンパーナ兄弟、自由な座り心地を求めるならビンファレが一つの目安です。

Edra・カンパーナ兄弟のご相談を承ります

モデル選び・素材/カラー選定から、搬入経路・納期のご確認、納品後のメンテナンスまで、1957年創業の中津家具がご相談に対応します。お気軽にお問い合わせください。

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