「リーンロゼ」「リーンロゼット」「ligne roset」と検索される方が増えています。1860年にフランスで創業し、160年以上の歴史を持つこのブランドは、TOGO(トーゴ)に代表されるソファのほか、Pumpkin(パンプキン)・Ploum(プルム)・Prado(プラド)など世界中のデザイナーが手がけた家具で、現代の住空間に独自の存在感を加えてきました。本記事ではブランドの歴史的背景と代表モデルを家具専門店の視点で整理し、購入前に知っておきたいポイントをまとめます。
1. ligne roset とは — 1860年から続くフランスの家具ブランド
ligne roset(リーンロゼ)は、1860年にフランス・アン県(Ain)で Antoine Roset (アントワーヌ・ロゼ)が創業した家具メーカーです。当初は木製ステッキやパラソルの柄を作る小さな工房で、後に椅子フレームの製造へと事業を広げました。19世紀末にパラソルの需要が落ち込むと、ロゼ社は木材加工の技術を活かし、椅子の脚やフレームへと製品を転換していきます。
1892年には拠点を Montagnieu (モンタニュー)に移し、川の水車を動力源として工房を運営。1936年からは布張り(upholstered)家具の製造に進出し、現代のソファ・アームチェアの礎を築きました。現在の本社はフランス・ブリオール(Briord)に置かれ、創業家4世代を超える家族経営として続いています。
ブランドの呼び方について
日本では「リーンロゼ」「リーンロゼット」「ロゼ」など、複数のカタカナ表記で呼ばれることがあります。これはフランス語の発音(リーニュ・ロゼ)を日本語に転写する際の揺れによるもので、ブランド側は英字表記「ligne roset」(小文字)を用いるのが基本です。
2. デザイン哲学 — 大胆な造形と日常への馴染みやすさ
ligne roset の家具を一言で表すなら、「大胆なフォルムでありながら、家の中に置いたときに馴染む」という独特のバランスです。たとえば TOGO は床に近い独特の形状でありながら、リビング全体の雰囲気を変えてしまうほどの存在感を持ちます。一方で Pumpkin のような有機的なシルエットは、現代住宅の中でも違和感なく溶け込みます。
このバランスを支えているのが、ligne roset が長年にわたり 世界中のデザイナーと協業してきた歴史です。社内デザイナーだけでなく、Michel Ducaroy(ミシェル・デュカロワ)、Pierre Paulin (ピエール・ポラン)、Ronan & Erwan Bouroullec(ロナン・エルワン・ブルレック兄弟)、Christian Werner(クリスチャン・ヴェルナー)など、フランス国内外の著名デザイナーが手がけた製品が並びます。
3. 代表モデル4選
TOGO(トーゴ) — Michel Ducaroy, 1973年
ligne roset を代表する、世界的に有名なソファです。1973年に Michel Ducaroy がデザインし、フレームを持たず全体がフォーム(発泡素材)で構成される革新的な構造が特徴。床に近い座面と、しわのような独特のキルティング表面が「現代彫刻のような家具」と評され、発表から半世紀以上経った現在も人気が衰えません。
TOGO はモジュール型のため、用途に合わせて以下のような構成を選べます。
- フィレ(1人掛け)
- グランフォトゥイユ(大きめの1人掛け)
- カナペ(2人掛け)
- カナペ3(3人掛け)
- オットマン
TOGO についてもう少し詳しく知りたい方は、Ligne Roset TOGOソファ完全ガイドもあわせてご覧ください。
Pumpkin(パンプキン) — Pierre Paulin
Pumpkin は、その丸みを帯びた形状とふくよかなクッションが特徴のアームチェア・ソファです。フランスの建築家・デザイナーである Pierre Paulin が、フランス大統領 Georges Pompidou(ジョルジュ・ポンピドゥー)夫妻のために手がけた家具コレクションの一部としてデザインしたもので、後に ligne roset から商業展開されました。リビングの主役にも、書斎のアクセントにもなる存在感のある椅子です。
Ploum(プルム) — Ronan & Erwan Bouroullec
Ploum は、フランス・ブリュターニュ地方出身のデザイナー兄弟 Ronan & Erwan Bouroullec によるソファで、座面・背もたれ・肘の境界が曖昧な、流れるようなフォルムが特徴です。やわらかいフォームと弾力性のある素材を組み合わせ、座る・寝転がる・もたれかかるなど、姿勢を選ばないリラックス感が魅力です。
Prado(プラド) — Christian Werner
Prado は、ドイツのデザイナー Christian Werner が手がけた、独立したクッションを並べる構造のソファです。背もたれにあたる大きな三角形のクッションを自由に動かしたり、配置を変えたりすることで、寝そべるソファ・読書用ソファ・通常の応接ソファとして使い分けができます。組み合わせの自由度が高く、家族構成や来客頻度の変化にも柔軟に対応できる点が支持されています。
▶ ligne roset の価格・納期を問い合わせる(無料・2営業日以内に回答)
4. ligne roset の素材 — ファブリックの選択肢が魅力
ligne roset の魅力のひとつは、豊富なファブリックの選択肢です。多くのモデルでカバーリングが交換可能で、生地・色・素材(ファブリック / レザー / ベルベットなど)を組み合わせることで、空間に合わせて表情を変えられます。
たとえば TOGO の場合、ベーシックなファブリックからプレミアム素材、レザーまで幅広く選べます。具体的なカラー展開や素材オプションは時期により変動しますので、最新の情報は中津家具までお問い合わせください。
5. ligne roset が向く空間・ライフスタイル
これまでにご納品してきた経験から、ligne roset の家具は次のような方に特に喜ばれます。
| こんな方に | おすすめの理由 |
|---|---|
| 個性のあるインテリアを作りたい | TOGO や Pumpkin のような大胆なフォルムが空間の主役になる |
| 家族や来客に合わせて配置を変えたい | モジュール式のモデルが多く、組み合わせを柔軟に調整できる |
| 長く同じ家具を使いたい | カバーリング交換に対応する機種が多く、定期的に張り替えて使い続けられる |
| マンション・狭めの空間で使いたい | 背の低い TOGO や、軽快な印象の Prado など、圧迫感の少ないモデルが揃う |
| フランスデザインの存在感を取り入れたい | イタリア家具(Cassina・B&B Italia・Molteni)とは異なるフレンチデザインの選択肢として最適 |
逆に、ベーシックな形状で控えめなインテリアを好まれる方や、購入後に張替えを想定しない方は、別のブランドのほうがしっくりくる場合もあります。カッシーナ vs リーンロゼ 高級イタリアソファ徹底比較では、両ブランドの違いをさらに詳しく整理していますので、検討の参考にしてください。
6. 中津家具で ligne roset を購入するメリット
中津家具は1957年創業の家具専門店として、長年にわたり ligne roset の商品をお取り扱いしています。ligne roset の正規取扱店として、メーカー保証付きで販売しており、購入後のメンテナンスやカバーリング交換のご相談まで、一貫してご対応します。
- 東京オフィス(青山・予約制)で、ご検討モデルについてご相談いただけます
- 中津ショールーム(大分)では、実際の現物をご覧いただける機種もあります(時期により変動)
- カバーリング交換・部分修理・将来の張替えまで一連の流れでサポート
- 「他店で購入した ligne roset 家具のメンテナンス」も状況によりご相談いただけます
よくあるご質問
Q. リーンロゼは何年に創業したブランドですか?
A. 1860年に Antoine Roset がフランスのアン県(Ain)で創業しました。当初はパラソル用の木製ステッキを製造する工房でしたが、1892年に Montagnieu (モンタニュー)へ移転し、その後椅子フレームから家具全般へと製品領域を拡大しました。現在の本社はフランス・ブリオール(Briord)にあります。
Q. リーンロゼの代表モデルは何ですか?
A. Michel Ducaroy が1973年にデザインした TOGO(トーゴ)は最も有名なソファです。他にも、Pierre Paulin デザインの Pumpkin(パンプキン)、Ronan & Erwan Bouroullec の Ploum(プルム)、Christian Werner の Prado(プラド)など、世界各国のデザイナーが手がけたモデルが揃います。
Q. 中津家具で購入する場合、正規品ですか?
A. 中津家具は ligne roset の正規取扱店として、メーカー保証付きで販売しております。1957年創業の家具専門店として、長年にわたり ligne roset の商品をお客様にお届けしてきました。
Q. リーンロゼのカバーリングは交換できますか?
A. 多くのモデルでカバーリング交換が可能です。TOGO をはじめ、生地・色・素材を選んでカバーを張り替えることで、長くお使いいただけます。具体的な交換可否や費用は機種・状態によって異なるため、ご検討の機種を中津家具までお知らせください。
Q. TOGO は1人掛けと2人掛けではどう違いますか?
A. TOGO はモジュール型ソファで、フィレ(1人掛け)・グランフォトゥイユ(大きめ1人掛け)・カナペ(2人掛け)・カナペ3(3人掛け)・オットマンなどの構成があります。複数のモジュールを組み合わせて、お部屋の広さやライフスタイルに合わせた配置が可能です。