「ポルトローナ・フラウ デッツァ」「Dezza」と検索される、イタリアの巨匠 ジオ・ポンティ(Gio Ponti) が手がけたラウンジチェアです。発表は 1965年。建築家として数々の名作を残したポンティが、晩年に住まいの理想を一脚の椅子へと結晶させた作品で、細身でシャープなフレームと、その上にのせられたふっくらとしたクッションのコントラストが最大の魅力です。発表から半世紀以上を経た今も生産が続く定番として、Dezza24 をはじめ複数のバリエーションが展開されています。本記事では、Dezza の背景と特徴、選び方を家具専門店の視点で整理します。
1. Dezza とは — ジオ・ポンティが1965年に描いた一脚
Dezza(デッツァ)は、ポルトローナ・フラウを代表するラウンジチェアのひとつです。デザインを手がけたのは、20世紀イタリアを代表する建築家・デザイナーの ジオ・ポンティ(Gio Ponti)。発表は 1965年で、ポンティが70代を迎えた円熟期の作品にあたります。
Dezza は、ポルトローナ・フラウが 1962年に本拠をトレンティーノへ移して以降の新しい方向性を象徴する製品として位置づけられてきました。クラシックなレザー家具のイメージが強い同社にあって、Dezza は建築家ならではの明快な構造と現代的な感覚をもたらした一脚です。ポルトローナ・フラウのお取扱モデル一覧もあわせてご覧ください。
2. 名前の由来 — ミラノ「ヴィア・デッツァ」の自邸
「Dezza」という名前は、ジオ・ポンティが自ら設計し、晩年を過ごしたミラノの自邸があった通り 「ヴィア・デッツァ(Via Dezza)」に由来します。ポンティはこの住まいの最上階で暮らし、空間と家具、暮らしの理想を一体で考え抜きました。Dezza という名は、その建築家としての到達点を象徴するものといえます。
椅子のデザインに建築の発想を持ち込んだポンティらしく、Dezza は「座るための装置」を超えて、空間そのものを設計するような明晰さをまとっています。名前の背景を知ると、シンプルに見えるフォルムの奥行きがいっそう感じられます。
3. デザインの特徴 — 細身のフレームとふっくらしたクッション
Dezza のデザインを語るうえで欠かせないのが、対照的な二つの要素のバランスです。
- 細身でシャープなフレーム:軽やかで端正な骨格が、椅子全体に張りと緊張感を与えます。
- ふっくらとしたクッション:座面・背もたれのボリュームある詰め物が、フレームの繊細さと好対照をなし、見た目以上の心地よさを生みます。
- 三角断面の脚:ポンティが好んだ、テーパー(先細り)の付いた特徴的な三角形の断面の脚。床との接地を最小限に見せ、浮遊感を演出します。
- 一筆書きのような肘掛け:座面から脚までの輪郭をなぞるように流れる曲線が、四角い座面に動きと優雅さを添えます。
さらに Dezza は、限られた数の部材を組み合わせるモジュラー構造を採用している点でも、ポンティの方法論を体現しています。合理的な構成と造形美の両立は、ミッドセンチュリー期のイタリアンデザインを象徴する達成として高く評価されてきました。
4. Dezza のバリエーション — Dezza24 ほか
Dezza は単一の型にとどまらず、サイズや構成の異なる複数のバリエーションとして展開されています。中津家具では、その代表格である Dezza24 をお取り扱いしています。Dezza24 商品詳細をご参照ください。
張地は Pelle Frau レザーのほか、ファブリックなどから選べる仕様があり、脚の仕上げや色についても選択肢が用意されています。どのバリエーション・仕様をお取り扱いできるか、また選べるカラーや素材は時期により異なります。最新の在庫状況や、ここでご紹介していない仕様については中津家具までお問い合わせください。
▶ Dezza の価格・納期を問い合わせる(無料・2営業日以内に回答)
5. Pelle Frau レザーという選択肢
Dezza の質感を大きく左右するのが、ポルトローナ・フラウの代名詞ともいえる Pelle Frau レザーです。Pelle Frau は、なめしから染色・仕上げまで一貫したこだわりで知られ、しっとりとした手触りと深い発色、使い込むほどに増す風合いが魅力です。多彩なカラーから空間に合わせて選べるのも特長です。
レザーにはいくつかのコレクションがあり、表情や仕上げが異なります。たとえば植物由来の素材でなめされる Cuoio Saddle Extra はクロムフリー(クロムを使わない)なめしの一例で、環境に配慮しながら革本来のナチュラルな質感を生かす仕上げです。どのレザーが Dezza に合うか、サンプルを見ながらのご相談も承ります。
レザーの基礎知識やブランド全体については、ポルトローナ・フラウとは?完全ガイドもあわせてご覧ください。
6. Dezza が映える空間と使い方
| こんな方に | おすすめの理由 |
|---|---|
| 名作ラウンジチェアを一脚迎えたい | 1965年から続くジオ・ポンティの定番。普遍的な造形で長く愛せる |
| 軽やかで上質な存在感がほしい | 細身のフレームと三角断面の脚が、空間に抜けと品格をもたらす |
| 読書・くつろぎの一脚を探している | ふっくらしたクッションが、見た目以上の座り心地を生む |
| レザーの質感にこだわりたい | Pelle Frau レザーの多彩なカラーから空間に合わせて選べる |
Dezza は、リビングの主役としてはもちろん、書斎や寝室の一角、ホテルライクなラウンジコーナーにも似合います。ソファと合わせるなら、ポルトローナ・フラウの他モデルとのコーディネートもおすすめです。具体的なソファ選びはポルトローナ・フラウ ソファのおすすめを、ブランドの歴史的名作についてはVanity Fair の歴史をご参照ください。
7. 中津家具で Dezza を選ぶメリット
中津家具は1957年創業の家具専門店として、2003年から欧州ルートでポルトローナ・フラウを直輸入し、Dezza をはじめ主要モデルを多数ご納品してきました。中津家具は2003年から欧州ルートで仕入れて販売しており、仕入れルートにより保証内容・納期・お取扱モデルが異なる場合がございますので、ご検討のモデルについては事前にご相談ください。
- 東京オフィス(青山・予約制)で、ご検討モデルや仕様についてご相談いただけます
- 中津ショールーム(大分)では、実際の現物をご覧いただけるアイテムがある時期もあります
- レザーのコレクション・カラー選びから、搬入経路・納期のご確認まで一貫してサポートします
- ソファや他ブランドとのトータルコーディネートのご相談にも対応します
- 納品後の革のお手入れ・メンテナンスのご相談にも対応します
よくあるご質問
Q. Dezza(デッツァ)は誰がいつデザインしたチェアですか?
A. イタリアを代表する建築家・デザイナーのジオ・ポンティ(Gio Ponti)が1965年にデザインしたラウンジチェアです。ポルトローナ・フラウが本拠をトレンティーノへ移して以降の新たな方向性を象徴する製品で、発表以来、現在まで生産が続けられている定番モデルです。
Q. Dezza という名前の由来は何ですか?
A. ジオ・ポンティが自ら設計し、晩年を過ごしたミラノの自邸があった「ヴィア・デッツァ(Via Dezza)」という通りの名前に由来します。建築家としての到達点をインテリアに結晶させた一脚として、その名が付けられています。
Q. Dezza のデザイン上の特徴は何ですか?
A. 細身でシャープなフレームと、その上にのせられたふっくらとしたクッションのコントラストが最大の特徴です。脚は特徴的な三角断面でテーパー(先細り)が付き、肘掛けは座面から脚までを一筆書きのように包む曲線を描きます。限られた部材を組み合わせるモジュラー構造により、軽やかさと安定感を両立しています。
Q. Dezza にはどんなバリエーションがありますか?
A. Dezza24 をはじめ、サイズや構成の異なる複数のバリエーションが展開されています。張地は Pelle Frau レザーのほか、ファブリックなどから選べる仕様があり、脚の仕上げや色も選択できます。お取扱モデルや選べる仕様は時期により異なりますので、ご検討のモデルについては中津家具までお問い合わせください。
Q. 中津家具で Dezza を購入できますか?
A. はい。中津家具は1957年創業の家具専門店として、2003年から欧州ルートでポルトローナ・フラウを直輸入し、Dezza24 などをお取り扱いしています。仕入れルートにより保証内容・納期・お取扱モデルが異なる場合がございますので、ご検討のモデルについてはお気軽にお問い合わせください。