ハンス・J・ウェグナーのCH46チェアはシンプルで機能的だかつエレガントです。ウェグナーは南欧のシンプルな椅子やアメリカのシェーカー家具からインスピレーションを得て、彼はそのインスピレーションを個性化した作品です。

ウェグナーのデザインにいつも人間工学のことを考慮しています。傾斜とプロポーションを注意深く調整することで、それぞれの椅子が人間の身体に最適にフィットするようにしています。彎曲した後脚は、椅子の構造とバランスにおいて重要な役割を果たしています。上部を後方に曲げることで背もたれの快適な傾斜を確保し、下部の角度によって椅子が後方に倒れないようにしています。チェアのシートはペーパーコードで編まれ、2本の背もたれバーは3種類の厚さの木材を積層し、柔らかくも緊張感のある弓形に彎曲させています。

座り心地の良い肘掛け、背もたれのサポート、ペーパーコードで編まれた手織りの座面、これらすべてが時代を超越したデザインに組み合わされています。CH46はダイニングルーム、会議室、待合室にふさわしい椅子です。