ロッキングチェアに魅了されたハンス・J・ウェグナーは、約500のデザインを手がけ、「椅子の巨匠」として知られています。快適さと機能性の本質を追求したデザインへの緻密なアプローチにより、ウェグナーは長年の洗練を経て、現代にふさわしい魅惑的なラウンジチェアを完成させました。

1965年にデザインされたCH45ロッキングチェアは、ウェグナーがカール・ハンセン＆サンのためにデザインしたCH44ラウンジチェア、CH46、CH47ダイニングチェア、CH53スツールなどを含む、現在も生産されている大型シリーズのひとつです。

このモダンなチェアは、シェーカー王朝時代を彷彿とさせる北欧的なシンプルさの中にエレガンスを漂わせ、背もたれはリクライニング式のラダーバックデザイン、座面はエンベロープ状に編まれたペーパーコードで、他のシリーズにも共通するデザインとなっています。完璧なプロポーションのCH45ロッキングチェアは、楽に座ったり、揺らしたり、立ち上がったりできるダイナミックな表情を持っています。