デンマーク王立芸術アカデミーでKaare Klintに師事したOle Wanscherは、デンマーク・デザインの美学と機能性の中核を担う存在です。1700年代の英国家具に影響を受けた彼のデザインは、モダニズムの思想に立脚しながらも、18世紀の特徴を受け継いでいます。伝統的な職人技の知識を現代の工業生産技術に応用したOle Wanscherの家具は、戦後のデンマークで人気を高めました。

洗練されたOW224 Rungstedlundダイニングテーブルは、その柔らかなカーブを描くシルエットからもわかるように、18世紀のイギリス家具に対するOle Wanscherの憧れを表しています。1962年にデザインされたOW224 Rungstedlundダイニングテーブルは、もともとRungstedlundのためにデザインされました。

カール・ハンセン＆サンは、生前は世界的な賞賛を浴びることはありませんでしたが、この伸長式ダイニングテーブルを、クラシックでありながらモダンなデザインのコレクションに加えることで、その素晴らしい遺産を引き続き世界に紹介していきます。