CECCOTTI COLLEZIONI（チェコッティ コレツィオーニ）の最もアイコニックな作品のひとつがD.R.D.P.（DRDPラウンジチェア）です。D.R.D.P.とは “double rêve du primetemps”（春の二重の夢）の略で、デザイナー、ロベルト・ラッツェローニが強烈な印象を受けたデ・キリコの絵画のタイトルです。この小さなソファは、サルバドール・ダリの超現実的なイメージとアール・ヌーヴォーの跳躍的なフォルムを融合させたようなもので、1989年にデザイナーが現代的なキーでイマジネーション豊かに再構築した。そのアイデアは、最小限のパッドだけで快適な家具を作ることだった。カッタウェイのデザインはドラマチックに傾斜し、流れるようなフォルムはまるで浮いているかのようで、中央のシルバー仕上げのサンドブラスト・ガラスのトレイだけで支えられているかのようだ。このソファのベースには、非常に複雑なデザインと技術が用いられている。D.R.D.P.（DRDPラウンジチェア）は植物の有機的なシルエットや彫刻的なフォルムを彷彿とさせ、アメリカンウォールナットの無垢材でできたスリムでミニマルな脚で支えられている。ヒプノスのアームチェアがこのデザインにインスピレーションを与えたことは明らかである。