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Carlhansen & Son(カールハンセン)CH22アームチェア

世代を超えて愛されるロングセラーの宝庫Carl hansen & Son

Carl hansen & Son(以下、カールハンセン)は、1915年の創業以来、優れた品質と繊細なデザインによってその名を轟かせてきました。
デンマークを代表する世界的な家具ブランドであり、クラフトマンシップとデザインを融合させた数々の名作を、100年以上にわたり発表し続けています。
木材の風合いや質感を重要視するカールハンセンには、自然素材の魅力を最大限に引き出す、伝統に裏付けられた確かな技術力があります。
また、レイアウトする空間を選ばないシンプルで美しい独自のフォルムは、実用的で機能性についても熟慮されており、特に椅子の分野において非常に高い人気を誇ります。
一方、持続可能な製造プロセスと環境への配慮にも取り組む同ブランドでは、素材の選定から製造、配送に至るまで、環境への負荷を最小限に抑える取り組みが行われています。
世界でもトップレベルの高品質な家具を提供しながら、持続可能な企業としての成長も果たしてきました。
また、カールハンセンの家具は、あらゆるタイプの空間に取り入れやすく、世界中のインテリア愛好家やデザインに敏感な人々に世代を超えて愛されてきました。
過去の伝統を尊重しつつも常に新しいアイデアと革新を追求し続け、未来のインテリアトレンドを牽引する存在として認識されているのが、カールハンセンなのです。

家具界のモダンデザインの先駆者として知られるカールハンセンを語るとき、ハンス・J・ウェグナー(Hans J. Wegner)という名匠の存在を欠かすことはできません。
カールハンセンはデニッシュモダンの名作と呼ばれる家具の継承を重視し、同時にこれまで数々の有名デザイナーとの協業を進めてきました。
その中でも、ウェグナーが生み出した多くの美しく機能的な椅子は、多くの再現品や模倣品が出回るほど、現代のインテリアデザインにおいて今なお高い注目を浴び続けています。
今回は、1950年にウェグナーがカールハンセンのために初めてデザインした、椅子コレクションの中の一つである『CH22』アームチェアを紹介します。 時代を経て変遷するインテリアの中でも飽きのこない幅広のフォルムで、ゆったりと腰かけることのできるアームチェアの名作です。

自然素材と機能性の調和を楽しめる名作『CH22』アームチェア

2016年に数十年の時を経て復刻された『CH22』アームチェアには、デザイナーであるウェグナーが得意とする有機的な形状と、自然素材への強いこだわりが反映されています。
彼の信念である「快適さ、機能性、美しさを兼ね備えた家具」を具現化させ、ダイニングチェアやラウンジチェア以外にもさまざまなシーンで活躍する作品です。
『CH22』アームチェアは、幅広なサイズ感に肘掛けの曲線的なフォルムと独特の背もたれのデザインに特徴があります。
ウェグナーの作品の中では珍しく、肘掛けにかかる重量を貫(ぬき・椅子の脚部を横につなぐ部材)で支える構造を持ちます。
家具のマイスターの資格も有していたウェグナーは、デザインと密接に関わる家具構造についても熟知していました。
それゆえ、素材感を最大限に引き出すデザインと人間工学に基づいた構造で、『CH22』アームチェアは体を受け止めるような優しい座り心地を実現しています。
楕円状の成形合板の背もたれにある埋木や肘掛けの独特の形状、座面フレームに見られるフィンガージョイントなど。
『CH22』アームチェアの木部にはウェグナーの細やかなデザインへの配慮と、カールハンセンに代々継承されてきた伝統技術を見いだすことができます。
また、座面は木材との相性の良いペーパーコードを用いて、木部と同じように熟練の職人により手作業で丁寧に編み込まれています。
ペーパーコードは本革や織物と同等の耐久性がありながら、空気の通りやすい素材でもあるため暑くても蒸れたりすることはなく、一年中快適に過ごすことができます。
さらに、木材とペーパーコードという自然素材のみで作られているこの椅子は、見た目にソフトな印象を与えるだけでなく、使い込むことで年々と馴染んでいく素材感を楽しむこともできます。加えて、日常生活においては軽量で移動がしやすく、お手入れ次第で何世代にも引き継ぐことのできる実用性に富んだ家具でもあります。

カールハンセンから発表されたウェグナーの作品には、人気の『Yチェア』や『ザ・チェア』などの数々のロングセラーがあり、再現品や模倣品が多く製造されていることでも有名です。
正規品にはナンバープレートが一つ一つに付けられており、厳選された素材とカールハンセンに継承されてきた伝統技術が施され、インテリアに合わせて木材の種類と仕上げ方法を選ぶ楽しみもあります。

フレームの木材は、スタンダードな木目でレイアウトしやすいオーク材や、モダンなイメージで深い色合いのウォルナット材、少し赤みがあり高級感をもたらすチーク材の3種類より選択。
オーク材には、素材感そのままを活かすオイル仕上げや、北欧スタイルにも合わせやすいホワイトオイル仕上げのほか、空間のアクセントになるブラック塗装仕上げ(ブラックペーパーコード)もあります。また、カールハンセンが厳選した本革素材の専用クッションを、オプションで選ぶこともできます。

モダンデザインの牽引者である、カール・ハンセンの『CH22』アームチェア。

1950年に発表された名コレクションの一つとしてレイアウトする空間を選ばず、腰をかければ一人でゆったりと過ごす時間をもたらしてくれます。 ウェグナーの優れたデザイン哲学と職人技術が融合した、世代を超えて引き継がれる不朽のアームチェアです。

デンマークの良心であり、偉人 ハンス・J・ウェグナー

ハンス・J・ウェグナー(Hans J Wegner /1914〜2007)

1914年にトゥナー(デンマーク)で生まれる。14歳に家具職人のキャリアを開始後、17歳で家具のマイスターの資格を取得し、コペンハーゲン手工芸学校で家具デザインを学ぶ。1946年に32歳で独立するまで、エリック・モラーとフレミング・ラッセンの建築事務所や、アルネ・ヤコブセンのアトリエでデザインの腕を磨く。
ものづくりへの真摯な姿勢から「デンマークの良心」とも呼ばれ、快適さと機能性、美しさを兼ね備えた家具を発表し続ける。

木材を愛用し、繊細なディテールで素材を最大限に活かす家具デザインを追求した。92年の生涯において500脚以上の椅子を発表し、長い時間をかけ過去にデザインした形に改良を重ね続けてきたことでも知られる。カールハンセンとの協業では『ザ・チェア』『Yチェア』『チャイニーズチェア』などの人気作品がある。進化するデザインと美しい造作を持つ彼の椅子は、実用性も兼ね揃え、世界中で多くのファンを持ち世代を超えて愛される。