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冨士ファニチア KOTI(コティ)ダイニングチェア

日本をリードする家具ブランド ― 冨士ファニチアについて

冨士ファニチアは、1959年に自然豊かな徳島県で誕生した、日本ならではの優秀な品質と品格が光る家具ブランドです。

豊富な木材資源を背景に、船の建造や木工業が発展した土地柄で、徳島家具は日本六大家具のひとつとして有名になりました。

その伝統をベースとしながらも、富士ファニチアは、新しいデザインとアイデアの新風を、オリジナル家具に吹き込んできました。

創業当初は、徳島市末広の工場で家具の製造を営み、アメリカ・オーストラリアなどに輸出していましたが、日本で欧風家具のニーズが増え、国内での販売も拡大していきました。

1964年にはコンピュータ・システムを取り入れ、新開発の合成皮革を用いたインテリアの生産を開始。1970年には収納家具などの製造も始めました。日本初の本格的な総革応接セットを発売し始めたのは1971年のことで、「ポールスター」という高級応接セットは大ヒットとなりました。1977年には、木の温もりを活かした成型合板家具の生産も開始し、グッドデザイン賞を受賞しています。

冨士ファニチアの人気を高めた成型合板のインテリアは、初代社長が北欧の展示会を訪れた際、北欧家具のしなやかなフォルムの基となる「成型合板」の技術と出会い、日本に持ち帰り試行錯誤の末に、独自の技術を編み出したものです。 1992年からは本社工場を板野町に移転して、国際的な生産プロセス基準を認定するISOを取得。2017年には「四国産業技術大賞」を受賞しました。

こうして冨士ファニチアは日本のトップを行く家具メーカーとなりましたが、2000年代に入り、商品の売り上げや工場の生産効率が落ちる、といった壁にぶつかりました。高度経済成長期とともに設立し、1990年頃まで「大量消費」の時代でした。工場の生産体制や設備も、「大量生産」に適した状態になっていました。

この時代が過ぎて、好評だった応接セットも注文が減り始め、消費者ニーズの変化を感じ取り、冨士ファニチアは多様化に合わせた新商品の開発を進めました。

工場内の生産の流れを整えるために、商品を1台ずつ作る「1台流し」に変更しました。そして効率を上げるため、ダイニングチェア、テーブル、ソファなど商品群別の生産ラインを分けて、最大8ラインで製造を行います。

また、職人がお互いの進捗を共有して効率化できるよう、少人数のチームで工程をサークル型に配置するセルライン方式を導入しています。

さらに、一人で複数の工程を作業できるように多能工化を推進しました。こうして、多品種・小ロットのインテリアを効率よく生産できる生産体制を実現しています。

冨士ファニチアは、何十年も続いてきた工場の生産体制を、根本から変える「改善活動」を成し遂げました。

創業当初から受け継がれてきた「家具への想い」があったからこそ、より良い生産体制をめざす信念を守り、活動を続けています。

現在は、「お客様のためだけに作る完全受注生産」となり、ひとりひとりのカスタマーの理想にふさわしい、樹種・塗装色・張地の家具を生み出しています。

この歴史を基に、冨士ファニチアが尊重しているポリシーは、過去の固定観念にとらわれない「創造的破壊」です。カスタマーの満足度を高める最良の家具をめざして、素材・人材・時間を無駄にせず、時代に合わせて変化し続けるブランドを目標としています。

新しい時代にむけた改革により、人それぞれの希望に添って、「自ら選んだ商品が、自分のために一から生み出される」オリジナル家具の夢が叶うようになりました。 家具を愛用する人が、「自らの人生の主役は、自分自身であること」を実感できる家具作りをモットーに掲げています。

人気No.1に輝く名作 -「コティ/Koti」ダイニングチェア

冨士ファニチアのインテリアで、最も高い人気を博している「コティ(Koti)」シリーズ。そのチェアのラインナップは、総累計55,000台を超えるオーダーを受けています。国内をはじめ、アメリカやスイスにも輸出されて、広く賞賛を受けています。

北欧の展示会での家具との巡り合いから、冨士ファニチアが取り組んできた、木の自然美が映えるインテリアには北欧ゆかりの精神が息づいています。コティは、「お気に入りの家具を大切に使い続ける」北欧の人々が大切にしてきたライフスタイルと結びついています。毎日のように使い続けても、飽きのこないシンプルなデザイン。一生ものと呼ぶにふさわしい、長い愛用にこたえる実用性。時の移り変わりにも、揺るぎない確かな価値観。北欧に根ざした堅実なものづくりに対する姿勢を、形に表した家具と言えるでしょう。

「コティ」の名称は、フィンランド神話に登場する家の精霊「コティトンッツウ(kotitonttu)」からアレンジしたものです。

2006年、冨士ファニチアと家具デザイナーの鈴木一司氏のコラボレーションにより、コティが誕生しました。

スタイリッシュな直線と安心感を与える曲線の奏でるアンサンブル。コンパクトで腕を軽く休めるのに程よいセミアームや、移動に重宝なハンドルといった創意工夫のアイデア。理想のインテリアを完成できる、自由の広がるセレクション。それらの魅力が心を惹きつけ、日々の暮らしとナチュラルにつながり、深まる愛着を育みます。 当初はデザイナーから、成型合板で作る提案がありました。しかしコティの繊細なラインは成型合板では実現できないのではないかと検討が重ねられ、無垢材を削り出して作り上げる技法に至りました。

コティのダイニングチェアは、シャープな気品あるデザインと心地よいディテールに、ベストセラーらしい優秀な知恵が詰まっています。

肘フレームを完全になくすのではなく、小さめのセミアームにすることで、アームチェアがもつ快適性とアームレスチェアがもつ実用性をミックス。アームが控えめな形なので、腕をあずけてリラックスしたり、座る・立つ動作もスムーズで、省スペースで収まりが良いのも魅力です。

背もたれも最大で9cmほどの緩やかな湾曲で、テーブルにすっきりと仕舞えます。広い空間がとれない室内に配置しても、周囲にゆとりが生まれ、ストレスフリーで行き来することができます。

人の手がふれるところには優しい丸みがあり、サッと椅子を引いたり動かしやすい、背面の小さなハンドルも重宝です。ダイニングチェアを裏返し、座面をテーブルに引っ掛けて載せることもできるため、テーブル下をきれいに清掃したり、自動掃除機も通りやすい優れものです。

チェア全体のサイズは、標準タイプ(幅535mm×奥行515mm)と、ワイドタイプ(幅580mm×奥行525mm)があり、テイストに合った余裕と安定感を実感できます。

木材はウォールナット・チェリー・オークの3種類から、他のインテリアと調和するトーンを選べます。

木部の仕上げは、オイル塗装の3種類・ウレタン塗装の9種類があります。オイル塗装は、植物性オイルを表面に浸透させており、木本来の状態に近い質感を感じることができます。また、経年変化による味わいも楽しめます。

ウレタン塗装は、ウレタン樹脂の膜を形成して木材を保護します。素材を活かす薄膜仕上げながら、よごれ・傷にも強いため、扱いやすくメンテナンスも楽です。

クッション材の張地は、高品質なスペシャル・レザーのうちオイル調革とセミアニリン革の各4種類、レザー(本革)8種類、ソフトレザー(合皮の上位タイプ)9種類から選択できます。

オイル調革は、柔らかさと丈夫さに優れた北米産ステア・レザー(生後2年を経過した雄牛の革)を採用。オイルレザー加工後にウレタンコーティングを施し、色移り防止や耐光性を向上。艶やしっとり感があり、時を経て変化する風合いが特色です。

セミアニリン革は、染料に少しの顔料を加えた塗料で仕上げ、上質な革を保護しています。塗装膜が極めて薄く、表面のしなやかなタッチを実感できます。

レザーは、耐久性と実用性を兼ね備えた本革を取り揃えています。

ソフトレザーは、柔軟でなめらかな質感と堅牢性の備わった良質の合成皮革です。よごれにも強く撥水性も高いので、ケアも手軽です。

アームレスチェアには、クッション材が布のカバーリング仕様タイプもあり、ツイード調・ベルベット調・スエード調などバラエティ豊かなファブリックが揃っています。カバーの取り外しや入れ替えにより、長く使用できます。

また、全体が無垢材のソリッドタイプのアームレスチェアもあります。クッション部分に代わり、座彫りに曲線をもたせ、細やかな削り出しで快適さを追求しています。

さらに、コティのシリーズは多彩なバリエーションから、人それぞれの好む座り心地やデザイン、食事や作業のシーン、家族構成に合わせて選べます。

リビングダイニングチェアは、アームチェアにリクライニング機能と体に沿うハイバッククッションを加えて、くつろぎをスマートに演出し、グッドデザイン賞を受賞。

素材・サイズ豊富で、凛とした印象のベンチタイプ。洗練のウッドフレーム+ボリューム豊かなクッションの2人掛け・3人掛けソファ。小粋なシルエットのカウンターチェア。

そしてダイニングテーブルは、きめ細かな69通りのサイズ展開です。天板はスタンダード仕様とプレミアム仕様があり、いずれも無垢材の横接ぎ仕様です。一枚板に近く、木の豊かな表情が感じられます。プレミアム仕様は節の少ない最上グレードの木材を厳選し、自然な高級感が漂います。

コティのチェアとのコーディネートも絶妙で、ラグジュアリーな芸術作品を思わせるダイニングテーブルです。

彫刻のように削り出された美しいインテリアから、木の優しさや天然素材の心地よさを味わう。家族との憩いの時間や、静かに自分と向き合う時間を思い出深いものにする。コティの家具をセレクトすることで、希望の暮らしを作る喜びが生まれ、貴重な人生の価値をより高めることができるでしょう。