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カッシーナSUPERLEGGERA(スーパーレジェーラ)

完成するまでなんと8年!
「超軽量」と名付けられたカッシーナのスーパーレジェーラ

カッシーナの作り出す家具は、いつも美しく、斬新で、個性的です。
このファニチャーブランドは数多くの家具を打ち出していますが、それらは異なる個性と特性を持ち、いつも私たちを驚かせてくれます。
今回は、そんなカッシーナ家具のなかでも超個性派の「スーパーレジェーラ」について取り上げます。

<まずは知っておきたい、イタリアの有名ファニチャーブランド「カッシーナ」>

スーパーレジェーラ(SUPERLEGGERA。以下、特段の事情がない限りはカタカナ表記に統一する)について取り上げる前に、まずはスーパーレジェーラを生み出した「カッシーナ(Cassina。以下、特段の事情がない限りはカタカナ表記に統一する)」を取り上げましょう。

高級路線の家具ブランドを取り上げるとき、カッシーナは非常によく話題に上ります。

イタリアで1927年に誕生したカッシーナは、その成長の歴史において、常に多くの人を魅了してきました。
多くの高級家具ブランドを輩出しているイタリアはミラノの土地で生まれたカッシーナ社の歴史は、チェーザレ・カッシーナとウンベルト・カッシーナという2人の兄弟によって始められました。

第二次世界大戦が終わった後に、カッシーナは数多くの著名なデザイナーと提携してすばらしい家具をリリースしていくことになります。
彼らは、彼らの培ってきた職人的技術と、外部のデザイナーの個性豊かな気質を合わせて多種多様な家具を開発していったのです。

彼らの名声はとどまることを知らず、豪華客船などのインテリアも手掛けることとなりました。
またカッシーナの手掛ける家具は高級ホテルとも相性が良く、現在も多くのホテルがカッシーナを取り入れています。
たとえば、2019年の5月に日本の麻生十番にオープンした「ホテル アサブテン」は客室9つと非常に小さなホテルではありますが、その内装のプロジュースをカッシーナに任せています。

またカッシーナの作り出す家具は高い芸術性を誇ることから、美術館などにも収容されることとなりました。
ちなみにカッシーナの作品の多くは、ニューヨークの美術館に保管されています。
また、2022年の2月にオープン予定の大阪中之島美術館のホールにも、カッシーナのチェアが採用されています。
生まれ故郷から海を越えてはるか遠くの地にたどり着いたカッシーナブランドの家具は、その「転居先」でも多くの人に親しまれているのです。

<カッシーナのライン、カッシーナのデザイナー>

カッシーナが、数多くの外部のデザイナーと提携して作品を打ち出してきたことは、すでに述べた通りです。
そのため、カッシーナの家具は一口に「カッシーナの家具」と言っても、その種類や方向性は大きく異なります。
またラインも複数あり、それぞれがそれぞれの特徴を持っています。

カッシーナの家具のラインは、大きく「イ・マエストリ・コレクション(I MAESTRI COLLECTION。以下、特段の事情がない限りはカタカナ表記に統一する)」と「コンテンポラリー・コレクション(CONTEMPORARY COLLECTION。以下、特段の事情がない限りはカタカナ表記に統一する)に分けられます。
なお、カッシーナを日本で販売する権利を有している「カッシーナ・イクスシー」もあります。
彼らはカッシーナ以外の商品の取り扱いもしていますが、ここではこのカッシーナ・イクスシーのことは積極的には取り上げません。

イ・マエストリ・コレクションは、カッシーナをカッシーナ足らしめているラインだといえます。
近代建築を愛し、また近代建築に愛された巨匠をデザイナーとして迎えて作りだした家具の精神性を現代にまでつなぎ続けてきたラインであり、文化的・歴史的な価値さえも持ち得る家具をリリースしています。
特にル・コルビュジェは有名で、彼の作り出した作品は今なお愛好家の多いものです。
ちなみに日本でもル・コルビジュを取り上げた展示会が過去に開かれていて、そこではル・コルビジュが作り出した傑作「LC2(ソファ)」に実際に座れるようになっていました。

「コンテンポラリー・コレクション」は、イ・マエストリよりもさらに新しく、現代的です。
こちらもデザイナーと提携して家具を打ち出しているのですが、非常にモダンで、面白く、ユニークなデザインが多くみられます。現代人の生活にマッチした機能的な家具もよくみられます。
ちなみに、カッシーナを語るうえで欠かすことのできないアイテムである「675MARALUNGA(ソファ)」は、このコンテンポラリー・コレクションに分類されています。

完成まで実に5年! 
女性の指1本でも持ち上げられる「スーパーレジェーラ」

カッシーナの歴史を見てきたところで、ここからはその製品のうちの一つである「スーパーレジェーラ」について解説していきます。

スーパーレジェーラは、“Supper leggera”と書きます。
”leggera”は「レッジエーラ」「レジェーラ」「レジエーラ」などと発音し、「軽い」という意味を持つイタリア語です。
そのまま日本語に訳すとなると、となるでしょう。

スーパーレジェーラは、その名前に相応しい「軽さ」を持ちます。
スーパーレジェーラの重さはなんと1700グラムしかありません。
これは椅子としては驚異的な軽さであり、女性の指1本でも持ち上がる程度の重さです。

ちなみに、エポキシ樹脂×カーボンファイバーという双方とも軽い素材で作られた簡素な椅子であっても大体同じくらいの重さとなりますから、これと比べるとスーパーレジェーラがいかに軽いかがわかることでしょう。

スーパーレジェーラのすばらしさを語るうえではこの「軽さ」こそが最大のキーワードとなりますが、それだけがスーパーレジェーラの魅力であると言い切るのはあまりにも乱暴です。
スーパーレジェーラは非常に軽い椅子ではありますが、非常に丈夫な椅子です。
また高いデザイン性を誇り、高い機能性と高いデザイン性をも両立させています。
椅子の理想形のうちの一つであり、多くのファンを獲得した作品でもあります。

<スーパーレジェーラの積み重ねてきた「時間」>

またスーパーレジェーラは、語るべき数多くの「時間」を持つ椅子でもあります。
そのうちの1つめとして挙げられるのは、「スーパーレジェーラは、カッシーナのデザイナーズ家具の始祖ともいえる存在である」という点です。

現在は数多くのデサイナーとコラボレーションしているカッシーナですが、初代はこの「スーパーレジェーラ」だったとされています。
カッシーナの歴史のなかで、初めて外部のデザイナーによって設計図が描かれた椅子、それがこのスーパーレジェーラなのです。

この椅子が出来上がるまでにかけられた時間の長さが実に5年にも及んだこともまた、スーパーレジェーラを彩るエピソードです。
たった1つの椅子を作り上げられるために5年も長い時間をかけたことは、特筆すべきことだといえるでしょう。
1952年に開発が始められて、完成したのは1957年のことです。

そして最後の1点は、「スーパーレジェーラの原型は1800年代にまでさかのぼることができる」というものです。
スーパーレジェーラの椅子の原型は、キアヴァリ(「キアバリ」「キアーヴァリ」とも。ここでは「キアヴァリ」の表記に統一)というイタリアの地区の椅子にあるとされています。
上流階級の知識人のコミュニティによって造られたキアヴァリの椅子は、当時の最先端の椅子であったとされています。
優雅な美しい曲線を持つこのキアヴァリの椅子は、それから150年ほど経ったときに、スーパーレジェーラのデザイナーとなったジオ・ポンティによって見いだされたわけです。

3つの歴史を持つスーパーレジェーラの座面は、手編みで作られた藤や美しいファブリック、あるいはカッシーナ自慢の革で作られています。
また、フレームの色も、白・茶・黒の3色展開で、「選ぶ楽しみ」があります。
コンテンポラリー・コレクションに分類されたスーパーレジェーラは、令和の時代においてもまったく色あせることなく、現代のリビングにもよくマッチします。
軽さとデザイン性の高さ、しっかりとしたフレームに支えられた使い勝手の良さ、語るべき歴史を持ちうる椅子であるという美点は、その販売から60年が経とうとする今であっても、少しも損なわれることはありません。

建築雑誌の創始者ジオ・ポンティは、イタリア建築の巨匠

スーパーレジェーラを作り出したデザイナー「Gio Ponti」は、イタリア建築・イタリアデザインの巨匠です。
彼がいたことで、戦後のイタリアの文化は大きく発展したとすらいえるでしょう。

1891年にイタリアのミラノで生まれた彼は、ミラノ工科大学を卒業しています。
また70歳近くまで、この母校で教師も務めていました。

彼は数多くの公共施設のデザインを手掛けるとともに、有名な陶磁器メーカーであるジノリでもアートディレクター職として活躍していました。
このような輝かしい実績も有名ですが、ジオ・ポンティの人生を見るうえでもっとも大切なのはやはり「ドムスの創刊者である」という経歴でしょう。
ジオ・ポンティによって1928年に創刊されたこれは、100年近くの時間が経った2022年でも、建築・デザインの分野でもっとも知名度の高い雑誌であり続けています。
ある時は教師として、ある時は建築デザイナーとして、ある時は陶磁器のディレクターとして、ある時は雑誌の創刊者として八面六臂の活躍を続けたジオ・ポンティの実力は、スーパーレジェーラなどにも今なお息づいています。

 

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