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de Padova(デパドヴァ) Louisiana チェア

イタリアンモダンインテリアをリードし続ける
de Padova(デパドヴァ) の軌跡

1956年フェルナンドとマッダレーナのデパトヴァ夫妻が、イタリア・ミラノにて北欧の家具とオブジェのセレクトショップを立ち上げたことからDe Padova(デパドヴァ)の歴史は始まります。

De Padovaはイタリアで初めて北欧家具を輸入した企業として名を広め、当時のイタリア家具業界に大きな影響を与えました。
1960年代、デパトヴァ夫妻はスイスへ旅行中にチャールズ・イームスが手掛けたワイヤーチェアと出会い強い感銘を受けます。
個性的で洗練された北欧デザインに魅せられた夫妻はハーマン・ミラーとの数カ月の交渉の末、チャールズ・イームスとジョージ・ネルソンがデザインした製品の製造ライセンスを取得。
ICF  de Padova(デパドヴァ)を設立してイタリア・ヴィモドローネに本社を置き、ハーマン・ミラーのオフィス家具の生産を開始します。

1970年代には、イタリアデザイン界の巨匠ヴィコ・マジストレッティとのコラボレーションがスタート。
ヴィコ・マジストレッティは、長きにわたってde Padova(デパドヴァ)のオフィス家具デザインを手がけ数々の名作を発表しました。
1980年代には、Edizioni DePadova(後のè De Padova)を設立。
アッキレ・カスティリオーニやディーター・ラムスといった、一流デザイナーとの共同制作をおこないます。

1990年代から2000年代にかけては、de Padova(デパドヴァ)にとって大きな転換期となりました。
ピエルルイジ・チェッリ、レンゾ・ピアノ、パトリシア・ウルキオラ、nendo(ねんど)といった世界中のデザイナーやデザイン会社と協力し、革新的なプロダクトを次々と発表します。
2015年にイタリア屈指のキッチンブランドBoffiと合併し、2017年にデンマークの家具ブランドMA/U Studioとパートナーシップを締結。
企業の枠を超えた協力関係を結ぶことで、世界的家具ブランドとしての地位をより強固なものとします。
有名デザイナーやブランドとの多彩なコラボレーションから生み出されるde Padova(デパドヴァ)の家具は、特定の地域や固定されたスタイルにとらわれない革新的なプロダクトを発表し続けています。

de Padova(デパドヴァ)は、とくにソファに重きを置く家具ブランドです。
今回は、デザイン界の巨匠ヴィコ・マジストレッティがデザインした美しき名作、ラウンジチェア「Louisiana」をご紹介します。

熟練の職人による繊細な手仕事が光る
ラウンジチェアLouisiana(ルイジアナ)

Louisianaは、馬にのせる鞍をイメージしてデザインされたラウンジチェアです。
滑らかなカーブを描く優美なシルエットは、360度どこから見ても美しい強力な美的個性を感じさせます。
一人掛けながら圧倒的な存在感があり、空間の中心に配置しても非常に見応えがあります。
背面からサイドには上質な厚手のレザーが使われ、年月を重ねるごとに美しい経年変化を遂げます。
使いこむほどオリジナルのラウンジチェアに育つ楽しみを得られるのも、Louisianaならではの魅力といえるでしょう。
バックスタイルの曲線美を構成する、堅牢性と意匠性を兼ね備えた繊細なハンドスティッチにも要注目。
扱いの難しい分厚いレザーをカーブや丸みに沿って寸分の狂いなく縫い合せる技術力の高さは、熟練の職人だけが実現できる圧巻のクオリティです。

ヴィコ・マジストレッティの円熟したデザイン力と、高度な職人技とが融合して生まれたLouisianaは、1993年に登場して以来世界中のインテリアファンを魅了し続ける珠玉の逸品です。

専用プフとの組み合わせにより卓越したくつろぎを叶える

スッキリとしたシルエットのバックスタイルとは対照的に、体に触れるシートクッションはフェザー入りでふっくらやわらか。
適度なクッション性によって体が沈みすぎず、絶妙な背面の角度により楽な姿勢をキープできます。
その極上の座り心地は、一度腰を下ろせば立ち上がるのを躊躇してしまうほど。
また、Louisianaは専用プフとセットでお使いいただくと、さらなるリラクゼーションを得ることができます。
Louisianaの座面よりも5cm低く設計された絶妙な高さの違いにより、足が腰よりも上にあがることなく、体にやさしい体勢でより深くおくつろぎいただけます。
頭から足までゆったりと身を任せながら、本を読んだり、映画を見たり、自分だけの特別なリラックスタイムをお過ごしください。

インテリアテイストやライフスタイルに寄り添うシート素材

Louisianaのシート部分は、ファブリックまたはレザーからお選びいただけます。
レザー×ファブリックの異素材コントラストは、北欧テイストの軽やかさやあたたかみを演出しLouisianaの魅力を最大限に引き出します。
レザー×レザーは高級感があり、ファブリックにはない重厚な雰囲気をお部屋にもたらします。
素材にかかわらずシート部分はジッパー式で簡単に着脱できるため、メンテナンス性に優れお手入れにも手間がかかりません。
とりわけ、ファブリックは汚れたら取り外してクリーニング可能です。
小さなお子さまやペットのいるご家庭でも、汚れを気にすることなく安心してLouisianaをお使いいただけます。

デザイン性と実用性を兼ねたキャスターを装備

Louisianaには、ころんと丸いクラシカルな雰囲気のキャスターがセットされています。
キャスターの脚間は前方は広く、後方は狭く配置されたアンバランスさがユニークで、視覚的にも物理的にも非常に心地よく快適な設計です。
もちろん、キャスターはただの飾りではありません。
キャスターを滑らせれば、女性一人でもお好きな場所にスムーズに移動させることができます。
お部屋のレイアウトチェンジを楽しんだり、ラウンジチェアとプフをそれぞれ独立して使ったり、気分に合わせてより自由度の高い使い方をお楽しみいただけます。

イタリアンモダンの先駆者
Vico Magistretti(ヴィコ・マジストレッティ) 1920-2006

1920年イタリア・ミラノ生まれ。

ミラノ工科大学にて建築を学び、卒業後は父親のデザイン事務所でキャリアをスタートします。

その後、建築・都市計画・インテリアデザイン・家具デザインなど幅広い分野で活躍。

De Padova社やカッシーナ社といった、一流インテリアブランドとのコラボレーションをおこない数々の名作を残しました。

とくに、当時としては画期的だったプラスチック素材を使った家具を発表したことは、ヴィコ・マジストレッティ最大の功績と讃えられています。
1967年にはアルテミデの「エリッセ」、1979年にはオルーチェの「アトーロ」でコンパッソ・ドーロ賞を受賞。

ヴィコ・マジストレッティが手掛けた12点もの作品が、ニューヨーク近代美術館(MoMA)のコレクションとして収蔵されています。